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南極OB会

南極観測隊の情報・・

観測隊員名簿


日本南極地域観測隊員の名簿です。所属は当時のものです。

隊次番号を押すと別画面で名簿が表示されます。

 1956-1968

 1969-1978

 1979-1988

 1989-1998

 1999-2008

 2009-2018

 2019-

 ネクタイピン(隊ピン?)コレクション


記念品としてネクタイピンを作る隊次が多いです。
各隊次のネクタイピンを紹介します。タイピンコレクション のページへ

 隊次別ホームページの紹介


隊次別公式ホームページを開設しているところを紹介します。
また、個人で開設しているホームページや、ブログも紹介しています。
現在昭和基地で越冬中の観測隊員が、リアルに情報を発信しているブログもあります。
南極関係HP のリンク集
(南極OBの方へ:私もHP・ブログを運営しているので、紹介して欲しい!という方、連絡ください。)

 観測隊の略歴


南極観測の略歴  (1次〜48次までは、”写真で見る南極観測50年”南極OB会から引用)

出発年 隊次



1956 1 第一次観測隊「宗谷」て出発、昭和基地開設、オビ号による救援
1957 2 越冬断念
1958 3 タロ、ジロの生存確認
1959 4 福島紳隊員遭難、やまと山脈初調査
1960 5 南緯75度まで内陸調査
1961 6 昭和基地閉鎖
1962
1963
1964




1965 7 昭和基地再開
1966 8 プラトー基地へ物資輸送
1967 9 南極点到達
1968 10 やまと山脈で隕石発見、内陸雪氷調査開始
1969 11 ロケット観測成功、みずほ基地建設
1970 12 みずほ基地て氷床掘削、ロケット(S-210)オーロラに向け発射
1971 13 みずほ基地て150m氷床掘削
1972 14 リュツォ・フォルム湾海底地形調査
1973 15 やまと隕石の広域採集、内陸探査(南緯77度)
1974 16 コウテイペンギンルッカリー発見
1975 17 ロケット(S-310)観測
1976 18 第T期5ヵ年計画開始、昭和基地最高気温10度を記録
1977 19 プリンスオラフ海岸の地質学的研究
1978 20 みずほ基地て30mタワー大気観測開始、隕石3600個採集
1979 21 地学、気水圏観測3ヵ年計画開始
1980 22 地殻構造の総合研究
1981 23 第U期5ヵ年計画開始、オゾンホール発見、昭和基地最低気温−45.3度を記録
1982 24 セールロンダーネ山地まての雪氷調査





1983 25 みずほ基地て700m水床掘削、二酸化炭素モニタリング開始
1984 26 あすか基地開設
1985 27 昭和基地−アイスランド、オーロラ共役点観測開始、「しらせ」がネラダン号救出
1986 28 第V期5ヵ年計画開始、あすか基地越冬開始
1987 29 ドームふじへのルート探査、女性隊員初参加
1988 30 昭和基地に多目的大型アンテナ設置、あすか基地で越冬開始
1989 31 ヘリコプターによるセールロンダーネ山地地学調査開始
1990 32 ポーラーパトロール気球打ち上け成功
1991 33 第W期5ヵ年計画開始、地球規模変動の総合研究、ドームふじ建設地への探査
1992 34 超伝導重力計による観測開始
1993 35 しらせ昭和に接岸できず、ドームふじ基地開設、管理棟完成
1994 36 湖沼コケ群落の発見、ドームふじ基地越冬開始、深層掘削開始
1995 37 ドームふじ基地て2500m氷床掘削成功
1996 38 第V期5ヵ年計画開始
1997 39 女性隊員初越冬
1998 40 昭和基地に大型短波レーダー設置、しらせがオーロラオーストラリス号救出
1999 41 やまと隕石3500個採集
2000 42 環境変動機構の研究
2001 43 第Y期5ヵ年計画の開始、専用観測船による海洋観測
2002 44 ドームふじ越冬、NHK南極支局開設、オゾンゾンデ集中観測
2003 45 ドームふじ氷床全層掘削開始、インテルサット衛星回線設置
2004 46 ドームふじ氷床全層掘削支援
2005 47 日独航空機観測(地球物理観測)、ドームふじ基地3028.5m氷床掘削成功
2006 48 第Z期5ヵ年計画開始、日独航空機観測(大気観測)
2007 49 南極地域における無人航空機を用いた長距離気象観測成功
  2008 50 オーロラ・オーストラリス号による昭和基地往復




     
2009 51 しらせ(二代目)の初航海、 セールロンダーネ山地地学調査
2010  52 [期6ヵ年計画開始
 2011 53 しらせ(二代目)昭和基地への接岸断念、米ロ合同査察団昭和基地視察
 2012 54 しらせ(二代目)2年連続で昭和基地へ接岸できず、氷上輸送実施できず、セール・ロンダーネ山地にて隕石多数発見、自然エネルギー棟完成
 2013 55 24名に人数を減らしての昭和基地越冬、しらせ(二代目)座礁
 2014 56 大型大気レーダー調整完了し本格観測開始、新汚水処理設備の運用を開始、20kW縦軸型風力発電装置1号機完成
 2015 57  リュッツォ・ホルム湾内海氷の大規模流出
  2016  58  IX期6ヵ年計画開始、2年連続リュッツォ・ホルム湾内海氷の大規模流出
  2017  59  3年連続リュッツォ・ホルム湾内海氷の大規模流出、基本観測棟完成
  2018  60  新ドームふじ氷床コアの掘削場所(ドームふじ観測拠点II)を決定
  2019  61  トッテン氷河沖集中観測、南極移動基地ユニット実証実験
  2020  62  新型コロナウィルス感染症の影響で夏隊人数を大幅減少、日本からしらせに乗船し昭和基地へ無寄港で往復
  2021  63  新型コロナウィルス感染症の影響で日本からしらせに乗船しオーストラリア海軍基地に寄港し往復
  2022  64  X期6ヵ年計画開始、新型コロナウィルス感染症の影響で日本からしらせに乗船しオーストラリア海軍基地に寄港し往復(復路はオーストラリアから空路)
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 南極地域観測事業外部評価書

 
 国立極地研究所の南極観測隊のホームページに、南極地域観測事業外部評価書(平成15年7月10日)
 が掲載されています。その資料4に「第I〜V期5か年計画の学術的成果と社会的意義」
 資料9に「我が国における南極地域観測の歴史」があります。
 また、南極輸送問題調査報告書(平成14年6月)も南極観測を考えるうえでとても参考となる資料です。

 南極地域観測事業外部評価書 資料4
 第I〜V期5か年計画の学術的成果と社会的意義 (極地研究所HPから引用)
観測年次 観測事項 学術的成果 社会的意義
第1次
1956(S31)年

第6次
1961(S36)年
IGY(国際地球観測年:国際共同観測計画)
 
 
 
南極観測への基礎固め
・国際サイエンス・コミュニティーへの参加
・南極域の地球物理基礎観測
・地図・海図等の作成(現在に至るまで)
・やまと山脈の発見
・南極の自然の克明な記載の開始
・国際的プレゼンス(戦後社会の日本にとっての国威の発揚)
・プレハブ住宅開発
・インスタント食品の開発
・極地用小型雪上車の開発
・高効率(コージェネ)基地設備の開発 (技術の社会還元)
・放射性鉱物、ルビー、エメラルド等有用鉱物の発見
第7次
1966(S41)年

第17次
1975(S50)年
南極内陸調査
地球化学等環境科学
やまと山脈地質・隕石調査
・定常観測と継続観測の充実(潮汐、オゾン、CO2等の観測開始)
・極点往復旅行と内陸雪氷・氷床観測の実施
・海洋生物で氷雪藻の発見
・南極隕石の発見(S45)
・大型雪上車の開発(国内スキー場の雪上車に還元)
・低温型衣類、テント等の装備品の開発(産業用防寒装備として普及)
・砕氷船建造とその技術の蓄積
・低温仕様の燃料開発(灯油・軽油等)
第18次
1976(S51)年

第22次
1980(S55)年
(第I期5か年計画)
国際磁気圏観測
極域気水圏研究計画
やまと山脈地学総合観測
・ロケット、人工衛星によるオーロラの立体観測の成功
・氷床上の熱収支の解明
・南極隕石の集積機構の解明
・隕石による宇宙起源の研究
・極地でのロケット運用技術と周辺技術の開発
・無人気象観測装置、自動気象観測装置の開発(以降気象庁は同システムを国内気象台に導入)
・人工衛星による通信・放送の普及に貢献
第23次
1981(S56)年

第27次
1985(S60)年
(第II期5か年計画)
中層大気国際共同観測
東クィーンモードランド雪氷地学研究
南極海洋生態系と生物資源の国際共同観測
・オゾンホールの発見
・南北両極のオーロラ共役観測の成功
・中層大気の物質組成の解明
・氷床流動の解明と異常流動の発見
・水中テレビ、係留系による海洋生態系構造の解明
・オゾン問題を通じて環境問題を社会に提起
・温暖化ガス(炭酸ガス)の発見
・コージェネ型発電機システムの完成
・大型建築物のプレハブ化と工期短縮工法完成(国内外に技術還元)
・大型砕氷船建造、運用技術の開発と技術蓄積(国内に技術還元)
・造雪技術の構築(人工スキー場:ザウス等)
・張力鋼、E板(低温鋼)の開発及び溶接技術の向上
・オキアミなど海洋生物資源の利用への貢献
第28次
1986(S61)年

第32次
1990(H2)年
(第III期5か年計画)
セールロンダーネ山地の総合研究
オーロラ現象の立体総合観測
南極域の気候変動の総合研究
・セールロンダーネ山地の地質、地形の総合調査
・オーロラ観測衛星の受信観測成功
・温暖化効果気体(CO2、CH4)増大の検出
・海洋、海氷、雲の熱収支の解明
・人工衛星による地球観測の重要観測拠点として貢献
・リモートセンシング技術の普及に貢献
・CO2濃度増加の確認による社会への問題提起(継続観測は昭和基地とアメリカの極点基地のみ)
第33次
1991(H3)年

第37次
1995(H7)年
(第IV期5か年計画)
南極域における地球規模変動の総合研究
太陽のエネルギー輸送と変換過程の研究
東南極の地殻動態と地殻形成過程の研究
・深層ボーリングと地球古環境の復元(地球の過去の気候の変化の解明)
(ドーム観測拠点で越冬観測)
・太陽エネルギーの地球電離・磁気圏への流出量の測定に成功
・超伝導重力計による地球の変形の測定の成功
・今後の地球環境変動(地球温暖化等の予測に寄与)
・航空機利用による無人観測システムの開発
・超低温仕様大型雪上車の開発
・動物生態観測用超小型データロガー開発
・超低温環境下における生活技術、施設の開発
第38次
1996(H8)年

第42次
2000(H12)年
(第V期5か年計画)
南極域熱圏・中間圏へのエネルギー流入と大気変質の研究
極域大気−雪氷−海洋圏における環境変動機構の研究
南極大陸の進化・変動の研究
南極環境と生物の適応に関する研究
・南極システムの地球システムへのフィードバック機構の解明
・南極大陸及び周辺の地殻変遷過程の研究による大陸形成及び地球史の解明
・地球環境に係わる諸現象のデータ取得による環境変動の把握
・南極隕石の大量採取
・南極システムの研究による人間活動の地球環境への影響の解明
・地殻変動、温暖化による海面上昇、氷床流出等の解明による地球環境問題への寄与
・環境トレンドの情報公開による社会的貢献