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 我孫子市 杉村楚人冠記念館

ポスター

白瀬矗の南極探検を、朝日新聞社から自らもペンで支援を続けた杉村楚人冠。
杉村楚人冠記念館の展示は、旧杉村楚人冠邸の母屋をそのまま利用して、楚人冠が書いた記事、白瀬や船長野村直吉の書簡が展示されてました。

夏期企画展「白瀬中尉の南極探検と楚人冠」

開催期間:平成24年7月18日(水曜日)〜9月30日(日曜日)

展示内容
1. 楚人冠スクラップブック
2. 鳥居素川(大阪朝日新聞社幹部)書簡
3. 野村直吉(南極探検隊開南丸船長)書簡
4. 南極探検後援会編『南極記』
5. 白瀬矗書簡
杉村楚人冠(本名 広太郎)は、明治末期から昭和前期の東京朝日新聞で活躍したジャーナリストだそうです。
http://www.city.abiko.chiba.jp/index.cfm/21,0,41,1012,html

独特の皮肉とユーモアにあふれた文章は人気を博し、まだ現役の文筆家として活躍しているうちから全12巻の予定で全集が刊行され、さらに増刊されて18巻にも及ぶそうです。

 杉村楚人冠記念館



訪れたのは、展示の最終日でした。

台風接近の前の静けさ・・積雲、もこもこの間に青空も・・

我孫子駅の南口から手賀沼方面に歩くとすぐでした。

要所には、案内看板もあります。

看板は、楚人冠記念館の他にもあり、へー、志賀直哉邸跡もあるんだ・・と


入場料300円、目録をもらって中へ


楚人冠記念館
 撮影が許された「応接室」と「書斎」

応接室

書斎
 展示品

和室と、茶の間の二部屋が展示スペースとなっていました。

楚人冠は、外電および通訳の担当として東京朝日新聞に採用され、
ピアリの北極到達疑惑に関する記事を日本でも報じたそうです。

白瀬矗や野村船長からの書簡が展示されてました。
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 解説書


解説書500円、40ページあり、展示品に関する解説が細かく載っています。
書簡や、記事のスクラップから読み取れる背景などが詳しく解説されていました。

楚人冠は、義援金集めの講演会で説明したり、南極探検の連載記事を書いたり、野村船長が一時帰国したときも特派員として長崎に迎えに行き神戸まで同船して聞いた内容を記事にまとめるなど、南極探検へ並々ならぬ支援をしているようです。

そんな、こんな内容が・・これは、買いでした。

(2012.9.30 TABO)